特定非営利活動法人日本トラディショナルタイマッサージ協会(TTMA)について
特定非営利活動法人日本トラディショナルタイマッサージ協会(TTMA)は、タイ古式マッサージを普及することを目的とした団体です。2000年11月の設立より、今日に至るまで、さまざまな活動を通じてタイ古式マッサージの素晴らしさを社会に伝えてまいりました。タイ王国大使館主催の在日タイ人の就業訓練プログラムへの協力、国内外のスクールとの提携、タイカルチャーイベントの開催、タイフードフェスティバルでのデモンストレーション、インターナショナルスクールでのデモンストレーション、各種イベントでのデモンストレーション、マスメディアを通じての解説、公認スクールにおける無料体験セミナーの実施、ヒーリング関係の諸先生方とのシンポジウム、一般の方々への無料開業相談、ボランティア活動、警察担当部署に対する正しい見解の説明など、その活動は多岐に渡りました。その甲斐あってか、タイ古式マッサージは次第にメジャーになり、偏見も少なくなり、世の中に受け入れられるものとなってきました。同時に業界は拡大し、当協会の諸会員だけでも2000人レベルに到達してまいりました。当協会の立ち上げ時期には、「タイマッサージ=風俗」ではないかとの強い偏見がある中、本来のタイマッサージがいかなるものであるかが、次第に理解を得ることができてきました。そういった意味合いから申し上げれば、当協会TTMAの存在意義は大きかったようにも思います。
さらに昨今の状況は数年前と大きく異なり、タイマッサージ市場はポピュラーな存在として市場が確立されつつあります。多くの店舗が黒字経営をし、同時に深刻なセラピスト不足に陥っています。そこで、日本トラディショナルタイマッサージ協会(TTMA)では、マーケットが第2段階に突入したものと捉え、店舗に併設したタイマッサージの学習環境の設備を全国に推進してまいります。それには、もうひとつの理由があります。民間資格であるが故の盲点でもありますが、あえて協会に属さないまま、安易で危険な技術を伝達するスクールが増加しているのを抑止する目的もあります。単なるビジネス目的のスクールで生徒たちが犠牲になるのはどうしても防ぎたいと考えています。ややもすると、タイ古式マッサージは危険な事故を招く恐れがあります。サロンにお越しになるお客様は、100%健康体であるとは限りません。ロボットのように同じ作業を繰り返すことで思いもよらない事故につながってしまう危険性を含んでいるのです。そういった危機管理も含めてプロセラピストは学ぶことを怠ってはならないのです。
多くの日本人および在日タイ人が日本トラディショナルタイマッサージ協会(TTMA)のプロタイマッサージセラピスト資格を保有するようになってきました。タイ古式マッサージを正しく普及させるためには、資格の整備が大切です。誤った行為や事故につながる危険な行為をタイマッサージとして行ってしまうことで、タイマッサージ自体が危険なものとして疎外視されてしまうかもしれないからです。正しい考え方や安全管理を踏まえたセラピストが世の中で活動するのを今後も見守っていきたいと考えています。 |